2016年10月26日

貯蓄と保険は違います

最近ご相談を受けた話ですが、

「「ある保険会社の営業さんが、「この保険だと、何年後に1000万貯まります」

と言ってきたんだけど、どうなの?」」 とのご相談。

お話をよく聞いていくと、案内された商品は終身保険でした。

終身保険は、皆様ご存じの通り、死亡・高度障害・リビングニーズの際に、保険金を

ご遺族又は本人が受け取れます。

掛け捨ての商品ではなく、解約金があるタイプの商品なので、解約すると解約金を

ご本人が受け取れます。しかし、保障(保険金)は消滅します。

解約金は、原則、保険金を上回る事はありません。解約金≦保険金

解約金は、払込累計保険料を上回る事はあります。

よって、今回のお話ですと、解約金が、何年後に1000万ある=貯まっている という事です。

しかし、保険料払込途中での解約金は全く無いか、ごく僅かな場合が大半です。

絶対、払込続ける!という方や、こうでもしないと、通常の貯蓄が出来ないから、払込続ける覚悟と途中解約時

に損を覚悟できている方は、選択の余地があると思います。

上記の点をご理解いただいた上で、ご加入される方もいらっしゃいますが、私はどちらかというと、

保険と、貯蓄は、別に考えて準備する事をお勧めしています。

貯蓄はいつでも自由に元本を即日引き出して使う事が出来ますし、常に幾らかの余剰資金は、緊急出費の際

に必要だからです。

保険は、必要な保障を、必要な期間だけ、必要な保険金だけ準備し、余剰資金は貯蓄に回す事をお勧めします。

これが、FP的な考え方(私の経験から)です。⇒これが「家計の見直し」になる事は間違いありません。

「家計の見直し」相談は、常時無料承り中ですemoji02







Posted by 道しるべ at 16:58│Comments(0)しごと
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